「お前は真面目だなぁ。
あんま詰めて考えると、あれだ、

ほれ、可愛い顔が台無しだぜ。」

またがしがしと大きな手が頭を撫で回す。

「っ!ちょ、っ、、きゃ?!!」

いきなりふわっと抱き上げられる。

「言っただろう、俺はおまえを助けに来た。」

カティナは大きな瞳をぱちぱちと瞬かせた。

「救うとは、、いったい何から??」

「んー?そりゃ、乙女を狙うーー、、」


その時だった。

突然、大気を震わせるほどの轟音がこだました。



「おっと、もう来やがった。」