深いため息をつき、男は大きな肩をがくりと落とした。


「おまえは妙なやつだな。」

むくっと肩が起き上がる。


「私の名はライアス。このアルザワの代表で、
赤獅子の守護者。

忘れられるような軽さではないはずだが。」
くしゃっとなった顔に見た顔が重なる。

カティナはそれを振り払うかのように
頭を振った。

「貴方は赤獅子の守護者。
では私をー、、」

「おいおい、おい。

そんな思い詰めた顔をするな。」

「ぇ?」