豪快な男達の笑い声が響く。

赤く剥き出しの岩肌の続く大地。
緑は冠のようにその縁を飾るように美しく腕を伸ばし、たわわな実りを付けている。

深い紺に星々の浮かんだ空は
煌々とした炎を受け白々と光っている。




ふいに、がしがしっと頭が撫で回された。
一気に身体が熱を持つのを感じ、はっと見上げる。
身体が光り出していた。

その手を振り解こうとするのに、さらに肩まで抱かれてしまう。

「食わないのか?」

光る身体に動じる様子など微塵も見えない。
大男の赤い瞳は真っ直ぐにカティナを映し出している。

「今は男物の服しかなくて悪いな。
ほら、少しは食った方がいい。」