さて、その頃ーー、、、


「おい、じいさん、
本当にここから出る方法教えないつもりか?」

「これじゃ、辿り着けないじゃないかぁー!!」
若い男たちは頭を抱えている。
生い茂る深い森の入り口だった。
「俺たちの乙女が!!あぁー、、他の奴らに奪われてしまうぅ〜!!」

ふいっと顔を背けるのは、青い衣を纏った老人だ。


「ライアス様、どうします?

このじいさん、本気で俺たちを結界に閉じ込めとく気ですよ。」

「・・そうか。」
「っそうか、って!」