ある日のことだった。

急に、唯の付き合いが悪くなった。
理由をたずねても、何も教えてくれなかった。

ただ、

「華には近藤さんがいるんだから、近藤さんと一緒にいてあげて……」

と言うだけだった。

どうして、唯は私から離れてしまったんだろう。
気付かない間に、私は唯にひどいことをしてしまっていたのだろうか…。

お昼休み、誰もいない中庭で、私は美波とお弁当を食べていた。

「最近、また華ちゃんとお弁当食べられるようになって嬉しい♪
一年のときはずっと一緒だったけど、二年になってからは全然だったんだもん」

「うん…そだね」

「どうしたの?なんか元気なさげ」

「うん…実は………」