次の日。

「華ちゃん、一緒に更衣室行こう!」

「うん、いいよ。
唯も行こう」

「うん」

私と美波のクラスは体育で同じ。
なので、このときだけは一緒に移動できるのだ。

「村岡さんも…?」

「ん?どうした?美波。
何か言った?」

「あっ、ううんなんでもない!」

最近、美波のようすがおかしい気がする。
どうしたんだろう?

私達は、女子更衣室に向かう。

「それでねー」

「ちょっと美波、体近過ぎ!歩きにくいよ」

「あはは、ごめんごめん」

「近藤さんって、やっぱり華のこと好きだよね~!」

唯がからかうと、美波は黙り込んでしまった。