放課後の教室。

私達はいつものように残って話をしていた。
ただいつもと違うのは、話している内容は全く楽しいものではないということだった。

「まさか、カナが死んでしまうなんて…」

サキエが呟く。

私達の友達、カナが死んだ。
駅のホームから飛び降り、自殺したのだ。

「やっぱり、私達が原因…だよね…」

とミハル。

そう、私達のせい。

私達が、カナを無視したせいだ。
そのせいで、カナは自殺してしまったんだ。

「最初に言い出したのって、サキエだったよね」

ミハルが言う。

「なっ…私のせいだって言いたいの!?
ミハルだってノリノリだったじゃん!!」

サキエが机を叩き、声を荒らげる。

「もうやめて!」