「本当女子ってロクなことしないよな」

俺が言う。

「本当にそれな!
陰湿で最低な生き物だぜ」

「余計なことしかしねえしな!」

陸と直樹が大きな声で俺に同意する。

「しかも、力仕事は俺達男子にみーーんな押し付けやがる!」

「そういえばそうだよな!体育祭のときも…」

次々と女子の悪行が思い出される。

「やっぱ女子って、怖いよな」

俺がそう言うと、二人は深く頷いた。