村岡が死んでから、私は楽しく学校生活を送っていた。
だけど、華ちゃんは落ち込んでいた。

昼休み、中庭。

「それでね…」

私が話しているというのに、華ちゃんはずっとぼーっとしている。

「もう、華ちゃんってば。
私の話聞いてる?」

「ごめん…」

華ちゃんが申し訳なさそうに言う。

「最近の華ちゃん、変だよ」

私がそう言うと、華ちゃんの様子が変わった。

「そんなの…当たり前でしょ…」

「華ちゃん?」

「だって、唯が死んじゃったんだよ!?
それなのに、どうしていつも通りでいられると思う!?

もう、唯と仲直りすることもできないんだよ!?」

華ちゃんが怒った。

唯、唯、唯、唯って…。

どうして、そこまで村岡にこだわるの。