「そうだね…私には美波がいる。
でも、唯も大切な友達だもん。
できれば、ちゃんと仲直りがしないな…」

華ちゃんは、村岡のことを全く諦める様子がなかった。

「華ちゃん…?」

「このまま変な感じで友達じゃなくなるなんて、嫌だよ…」

「…そっか」

じゃあ、華ちゃんがきっぱり村岡のことを諦められるようにしてあげるね…。
だって、華ちゃんには私がいればじゅうぶんだもん。

そうでしょ?

「じゃあもう行くね」

私はお弁当を片付けて、中庭から去って行った。

村岡、私はお前を許さない!