どうせなら、華ちゃんを驚かせちゃおう。

そう思った私は、電柱の陰に隠れて華ちゃんがこの道を通るのをじっと待っていた。

何人が他の生徒達がこの道を通ったが、誰も私の存在に気がつかなかった。
これなら、きっと華ちゃんも驚くに違いない。

「ふふふ…」

華ちゃん、まだかなあ。

まだかなあ。

わくわく。

わくわく。

しばらくして、華ちゃんと同じクラスの男子がやってきた。

…ということは。

もうすぐ華ちゃんもここに来る!