「有馬先輩!はい!」

「はい!任せて。」



僕は有馬先輩にバトンを渡して、無事に自分の役目を終えた。




そのときに、お母さんの姿が見えたように感じたのは僕の気のせいだったのだろうか…?


有馬先輩は、まだ1位のまま、走り続ける。

「がんばれ!有馬先輩!」