エイちゃん目線:

若者の聖地とよばれ、平日にも関わらず人混みの凄い都内某所。さ〜てあの子はどこにいるかな…?

すると駅前にできてる小さな人混みが目に入る。あの子と待ち合わせするたびに、目にする光景。

あっ。

ファンの人影の間に運良くクルッと大きい目が僕をみた。パァっと明るくなる顔にキュンとしながら、軽く手を振る。

『エイちゃ〜ん!!久しぶりだね!!会いたかったよ〜』

きっちり神対応し終えた、白はスカートをヒラヒラさせながらかけてきた。

「なんでマスクしてないの。」

男性ファンに囲まれてた白にモヤモヤして、ぶっきらぼうな返事をしてしまう。

『ごっ、ごめんね?早く会いたくて、急いだら忘れてきちゃった…』

申し訳なさそうに俯く白。長いまつげとうるっとした唇がキュッと結ばれてる。

可愛すぎる。

「いいよ。ごめん、ちょっと白の視聴者さんたちにに妬いてたかも。おいで?」

『エイちゃんもヤキモチ妬くんだね〜笑』

クスクスと呑気に笑いながら、抱きついてくる白の髪を撫でる。この子は、自分がどれだけの人に好意を寄せられてるかに気づいてない。

そのことに、昔から僕が妬いていることを。

「じゃあ行こうか、そらたちも会いたがってるよ」

『はーい!いざ、アバハウスへ〜』

小さな天使が迷子にならいように、手を握る。

『へへ、エイちゃんの手おっきいね』

嬉しそうな笑顔に思わず顔を背ける。

あぁ、このまま連れ去っちゃいたい。

***
Twitterにて
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エイジ
今日はこの天使とデートです。

写真: 空白との自撮り
写真: 繋いでる手
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--ツリメ
嘘つくな!!迎えに行っただけだろ!

--テオくん
白ちゃん俺ともデートしてくださいいいい
--エイジ
却下。

--@xx
2人ともお似合いすぎる。

--@rioz
テオくんどんまいww