「伊月悪い、この広告のイラストを三嶋さんにお願いしたいんだ。今から伺おうと思ったんだが別の仕事が入って、そっちやらなきゃいけなくなったんだ。だから…」
「あー…はい。わかりました。」
「伊月ありがとな、助かるよ。じゃああとよろしくな。」
「はい。」
遠藤さんは手に持っていた資料の束を少し強引に俺に押し付けて、バタバタと会議室を出ていった。
はーー。
今度は部屋いっぱいに響き渡るくらい大きなため息をついた。
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