「五龍の一人、飛燕と申す。儂に会いたいなど、変なことを申すの。人の子」 飛燕の堂々とした上からな態度に、皇太后様達が驚きながらも、深く敬ったのは言うまでもなく。 その光景を眺めながら、 「あー」 小さな小さな手を伸ばしてくる遊祥に触れて、翠蓮は目を閉じた。