〈sideりず〉
桜がひらひら舞い落ちる季節...春。
新しい制服を身にまとい、暖かい春の日差しを浴びる。
「いってきまーすっ!」
家族に声をかけ、玄関のドアを開ける。
あたしの声を聞いたお母さんは化粧をしながらひょっこりと顔を覗かせた。
「あら?もう行くの?」
「うん!早めの方がいいと思って...」
「ふふ...そうね。入学初日から怪我しないでよ(笑)?」
お母さんは笑いながら言う。
「もー!分かってるよ!じゃあ...行ってくるね!」
お母さんの言葉を軽くかわしつつ、家を出る。
「あっ...りず!あともう一つ!」
「えー...なに?」
はぁ...今度は何?
「彼氏が出来たらちゃんと言うのよ?お母さん楽しみにしてるわ~♪♪」
か、かかか...彼氏!?!?
「よ、余計なお世話っ!!!」
バタンッとドアを閉め、今度こそ家を出る。
はぁ...ほんとにお母さんは心配性なんだから...
あっ、自己紹介がまだでした!(笑)
あたし、鈴宮りず!今日から虹橋学園の高校一年生。
今からドキドキワクワク!あたしも今日から憧れのJKです!
さっきはお母さんにすごいこと言われたけど...あたしだって恋をしたいって思ってる。
前に一度だけ、大好きな男の子がいたんだけど...小学生のころだったから、よく覚えてないんだよね。
桜がひらひら舞い落ちる季節...春。
新しい制服を身にまとい、暖かい春の日差しを浴びる。
「いってきまーすっ!」
家族に声をかけ、玄関のドアを開ける。
あたしの声を聞いたお母さんは化粧をしながらひょっこりと顔を覗かせた。
「あら?もう行くの?」
「うん!早めの方がいいと思って...」
「ふふ...そうね。入学初日から怪我しないでよ(笑)?」
お母さんは笑いながら言う。
「もー!分かってるよ!じゃあ...行ってくるね!」
お母さんの言葉を軽くかわしつつ、家を出る。
「あっ...りず!あともう一つ!」
「えー...なに?」
はぁ...今度は何?
「彼氏が出来たらちゃんと言うのよ?お母さん楽しみにしてるわ~♪♪」
か、かかか...彼氏!?!?
「よ、余計なお世話っ!!!」
バタンッとドアを閉め、今度こそ家を出る。
はぁ...ほんとにお母さんは心配性なんだから...
あっ、自己紹介がまだでした!(笑)
あたし、鈴宮りず!今日から虹橋学園の高校一年生。
今からドキドキワクワク!あたしも今日から憧れのJKです!
さっきはお母さんにすごいこと言われたけど...あたしだって恋をしたいって思ってる。
前に一度だけ、大好きな男の子がいたんだけど...小学生のころだったから、よく覚えてないんだよね。