望「いいだろ、別に。
どうせいつかは誰かと結婚する訳だし
好きだろうがそうじゃなかろうが。
それに、あんたはラッキーだよ。
神楽に嫁げばあんたは楽できる。
金にも困らないし、無理して
働かなくてもいい。最高だろ。」
この人は私の人生を
何だと思ってるんだ。
結婚相手くらい自分で選びたい。
...て、もう随分、彼氏もいないけどさ。
でも、好きでもないこの人と
何で私が結婚?
向こうも私の事好きじゃないのに
何で私が許婚?
望「で?」
希「え?」
望「え?じゃねぇよ。
断ってクビになるか。
俺の彼女になるか。
どっち?」
いや、どっちも嫌なんですけど...。
でも、ようやく就職出来た会社だし
こんな事でクビになるなんて
馬鹿げてるし。
辞めた方がいいのかなとは
思ってたけど、でも
こんな事でクビになるのは嫌だ。
こんな自由きままな自己中
人間に辞めさせられるのは嫌だ。
希「分かりましたよ!
とりあえず私は部長の
彼女(仮)になれば
いいって事ですよね?」
望「ご名答。そうゆう事。」
希「いいですよ、別に!」
望「そう怒るなよ。
親父が諦めるまでの辛抱って事で。」
希「じゃあ!今日の19時に!
星田書店で!!」
御曹司からのメモを机に叩きつけると
私は、部長室を後にした。



