やっぱり誰の目にもきれいで素敵で。
年上ってところも魅力があるのかも。
敵わな過ぎて何も言えない。
そんな人もいるんだからなあ。世の中イロイロだ。

あの時、率直な一般的な意見に世の中の勝ち負けの線を見た気がして、ガッカリしたんだと思う。


席に戻ると私の席の前には千野先輩がいて。
さっきまで前に座っていた人は・・・どこかへ行ったらしい。
顔も思い出せないってやばいかも。
ネクタイの柄は覚えてるから見つけられるけど、別にいい。

なんだか結局課の先輩と同僚と話をしただけの飲み会だった。
私は。

そうあの秘書課の人は二つ上だったらしい。


よく考えたら大場とは同じ年だったんだ。
ついつい同期だって思って大場の事を勝手に同じ年だと思ってしまう。

そうだったんだ。

後輩だけど、同じ年。
同期だけど先輩と同じ年。


彼氏はいるって話は後日聞いた。
みゆきが話しかけてたらしい。
素晴らしい。
みゆきが大人しい見かけと違って結構グイグイと行くタイプだと今なら分かる。

どんな人が隣に似合うんだろう。
年上の人か、年下もあり?

いいなあ、あんな素敵な人、自分のことにがっかりしたり、自分のことが嫌いだなんて思ったことあるのかなあ。
あの時はそんな事を思った。