「女子はコーヒーカップに走れって、命令で言ってただろ?」

「あ、ごめん。行き方わからなくて…」
私は方向音痴だし。走るのが大の苦手

「相変わらずだな…近く通るから連れて行ってやるよ」

そう言ってはじめ君は私の手を取って走り出した

(千里ちゃんには申し訳ないけどすっごく幸せ)
私はこの時間を一生、忘れない