多田「いえ。ビール注文しておきました。」 李人「ありがとう。」 服装が違うせいだろうか。 以前会った時よりも 多田さんは饒舌だった。 多田「今日はどうしたんですか?」 李人「あー、うん。 こんな事、俺が言うのは おこがましいと思うんだけど 多田さん、大丈夫かなと思って。」 多田「何がですか?」 李人「ほら、社内で色々と噂されてるし。 あんまりいい印象を持たない 噂ばかりだから。」 プライベートはおろか 社内でもほとんど会わないけど 多田さんのその笑顔を見たのは 初めてだった。