俯いたスズは顔をあげ ただ一言こう言った。 涼美「寂しい。」 シンプルながらもそれがスズの 気持ち全部だった。 涼美「...ちゃんと、分かってる。 リトが忙しいの。 でも、最近、全然ベランダにも 出て来てくれないし。 そもそも、何でベランダでしか 私たちは会えないの? リトは私と一緒にいなくても平気なの?」 ようやく、聖夜の怒りの理由が分かった。 気付かない内に俺はスズの事を 傷付けていた。 寂しい思いはさせないと誓ったのに 目の前の事に必死で スズの気持ちを考えていなかった。