涼美「リト、何かあった?」 李人「何にもないよ。」 涼美「嘘。何かあったよ、リトは。 だって、辛い事があった時 リトはいつも私の事を涼美って呼ぶよ。」 自分では気付いていなかったけど スズがそう言うのなら間違いない。 どんなスズも知ってるのは俺だけど どんな俺も知ってるのはスズだ。 李人「たまにはいいだろ。 違う呼び方したって。」 涼美「そうだよね。 私じゃ頼りになんないよね。 リトは強いから私に 話さなくても大丈夫だよね。」 そして、誰よりも俺の扱いに 慣れているのもスズなんだ。