あっ、瑠衣君だ。




前方から瑠衣君と理仁君が歩いてる姿が目に入る。




アタシは当たり前のように


キャンペーンのことを忘れ声をかけてしまう。




「瑠衣君ーっ!……あ。」




笑顔で手を振り、近づこうとしたところで気がつく。




しまった…!忘れてたっ。




アタシはいま、キャンペーン中だったんだ…!




ばかばかっ!アタシのばかっ!


これじゃ、せっかくのキャンペーンが無意味になるっ。




急に止まったアタシを怪訝な目で見る瑠衣君。