五十鈴はクスッと笑みを零すと


引き止めるアタシの声に手を振って返事をし


そのまま帰ってしまったのであった。




1人佇むアタシはその後ろ姿を茫然と見つめる。




最後の…どういう意味…?




丸くなったって…


もしかしてアタシ太った!?




どうしよう…。


最近体重計なんて乗ってなかったから…。




それに五十鈴は太ったアタシが好きってこと!?




う~…嫌味なのか本音なのか…。


ワカラナイ。




五十鈴の言葉の本当の意味を


理解するにはまだまだ時間がかかりそうだった。