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それからの毎日は、すさまじい疲労感とともに、のろのろと流れていった。
わたしは勉強をするためだけに学校に行っているんだ。
そんなふうに必死で念じながら、何の楽しみもない世界へと、毎日、踏み込んでいく。
夜、眠るのが苦痛だった。
目を閉じて眠りに落ちたら、あっという間に朝が来てしまう。
学校に行かなければならない。
眠るのがイヤでイヤでイヤで、そうしたら、あるときから眠れなくなった。
夜、少しも眠くならない。
時間があり余った。
本を読んだり小説を書いたりゲームをしたりする。
最初は「寝なさい」と言っていた親も、結局あきらめたらしい。
わたしは誰からも何も言われない時間を手に入れて、新聞配達のバイクが走る音が聞こえるころまで、起きて過ごした。
朝方と夕食前に、うとうとする。
休日の昼間には、死んだように眠る。
いつもいつも疲れていた。
食事は、何を食べていたんだっけ?
好きな食べ物というのがわからなくなったのは、いつからだったっけ?
甘いものをおいしいと感じなくなったのは、この時期じゃなかったっけ?
給食は、シクシク痛む胃には量が多すぎて、苦痛だった。
ごはんは最初から少なくよそった。
パンは、袋を開けることすらしなかった。
デザートにも毎度、手を付けなかった。
そのぶん、家で何を食べていたっけ?



