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ホームステイをすることになった家は豪邸だった。

客間が四つがあるらしい。

わたしはケリーの部屋のすぐそば、竜也はブレットの部屋のそばの客間を使わせてもらうことになった。


スーツケースを引っ張って部屋に入ると、きれいにメイキングされたベットの上に、ブルーの包装のプレゼントが置かれていた。

「開けてみて」と言われたから、「OK、ありがとう」とつぶやきながら包みを開く。


ブルーのラメがキラキラした表紙で、どっしりとした装丁のノートが現れた。


ケリーが緑色の目を輝かせてわたしに言った。


「あなたはとても勉強家だとイチローから聞いたの。勉強が得意なだけじゃなくてストーリーを書くとも聞いた。
そうしたら、プレゼントもう、このノートしかないと思ったのよ。表紙を見ているだけで、ワクワクするストーリーを思い付きそうでしょ」

「ありがとう。すごく嬉しい」

「よかった。それともう一つ、プレゼントがあるの。あたしとブレットであなたのニックネームを考えたのよ」

「ニックネーム?」

「だって、ア・オ・イ、っていう名前、難しいのもの。日本語の名前は難しいわ」