<<次の日>>昼休み


5人は学食でご飯を食べていた


祐「そーいやー沙奈。」


沙「何ですか?」


祐「昨日、大和と何かあったのか?」


沙「え!ど、どーしてですか?」


憲「いや…昨日さ、沙奈ちゃん送った後、帰ってきたら…ケガしてたから」


雪「昨日は大和さんに送ってもらったんだ沙奈」


沙「は、はい。で、ですが…何もありませんよ?」


沙奈は祐希に内緒にしていた…


祐希にあまり迷惑や心配をかけたくなかったから


しかし…これが沙奈と祐希の距離を遠ざけるとは…


祐「……そうか。ならいいんだけど…」


竜「祐希は沙奈ちゃんが心配だったんだよね?」


祐「あたりめぇだろ」


憲「…珍しく素直ー。」


沙「大和さんが何か言ってたんですか…?」


祐「大和はバイクでちょっとコケたって」


沙「そ、そうですか」


沙奈は下を向いたまま顔を上げなかった


それを祐希が逃すはずがなかった