沙奈は大和に駆け寄った


沙「大和さん!大丈夫ですか?!」


大「大丈夫…沙奈ちゃんこそ大丈夫?ごめんね」


沙「何で謝るんですか!私は大丈夫です。それより…よかった…大和さん無事で…」


大「沙奈ちゃん……沙奈ちゃん…って本当に強いんだね」


沙「強い?私がですか?強くなんかありませんよー!」


大「はは(笑)…痛っ」


沙「大丈夫ですか?!あぁ~口から血が…ちょっと待って下さいね」


沙奈はカバンからハンカチを取り出した


そしてそのハンカチで大和の血を拭き取った


大「ハンカチ汚れるからいいよ~」


沙「ダメです!血を止めなきゃ、ハンカチはどーでもいいんです」


大和は思った


総長が好きになる理由がわるなぁ…


可愛いだけじゃなくて…


強くて優しくて…


沙「はい!止まりました」


沙奈はニコって笑いかけた


大「……沙奈ちゃん…俺…今度奴等が来たら…ぜってぇ守るから」


沙「大和さん……はい!よろしくお願いします!」


沙奈は笑顔で答えた


大和は誓った


笑顔を曇らせない事を…