何と無くゴロゴロしながら、10分位して母のリハビリの病院に戻ると、丁度母が終わって出てきた。 『さ、買い物に行ぐべ。』 父は野菜ジュースとヤクルトならば飲んでも良いと許可が出た。 昨日の仕事帰りに寄って来た、姉からの情報で、買って来て欲しいと頼まれたそうだ。 スーパーに入ると、割烹着が目に留まる母。目に留まったら、選ばずにはいられない。 黙っていたら、ずっといそうな気配が漂う。 「あのさー」 「…何しに来たか、わかってる?」 『あっ。父さんの飲み物。父さんの飲み物。』 やれやれ。