『首の骨、そんなに見せて…痩せたなぁ。』 と、耳が遠い為、自分の声の大きさに鈍感な母が言う。 その母の頬を私は片手で挟んで、チューみたいな顔にした。 母が席を外した時に、父が 『あんなヤツ、来なくていい』と言ったのは黙っていた。 残した林檎の1つをつまみ食いして、母がトレーを戻しに行く。 食べている時からギュルギュル鳴っている父のお腹。 「はい、お腹鳴らしてる人はトイレ〜。」 椅子から腰を上げた父。 『あっ…』 ニコッと笑って 『出ちゃった』 母に見付からない内に、片付けなくては。