「目、覚めたか?」

「かづき……」

「良かった、身体起こせるか?」

「手、貸して」

「ああごめん」

目を覚ましたらベッドに私はいて隣にはかづきがいた

「心配したんだからな」

「ごめんね」

「明日は学校休むぞ、幼馴染み命令だ」

「……わかった」

「……やっぱり落ち着かないな、早く記憶取り戻せよ」

「ごめんね」

「……謝らせてばかりだな俺は」

「……うん、ごめんね」

「……だから!!」

「ごめんね、彼女なのに忘れちゃってごめんね……」

「…………もう俺帰るな」

「うん……じゃあね」

「………思い出したら言えよ」

かづきは帰っていった

いつもは誰かと寝てるからさびしい……

一人っ子ってこんなにさびしいんだ