「ねえ、みんな」


なにー?と言って振り返る、
凛と里美と海斗。

屋上にいる3人は、ぼんやり景色を眺めてたみたい。
もうちょっとずつ寒くなってきて空がきれいになってきた。


「悪斗くんも仲間にいれてくれないかな?」


一瞬静かになって、3人は声をだして笑い始めた。


「何言ってるの?もう仲間じゃないの?」

「そうだよ。麗華と友達なら私たち、仲間だと思ってたんだけど」


凛と里美は笑いながら言った。



「俺さ、もう連絡先交換してるんだけど」


海斗が真面目な顔で言った。


「しかも、もう結構仲がいいんだけど」


だんだん自分でもおかしくなってきたのか、笑い始めた海斗。


「え?まだ仲間じゃなかったの?」



みんなで笑い転げた。