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「ラバル国王様がこんなにも若く亡くなって、次の国王様はどうなるんだろうね・・。」



教会から家に戻ってそのままに、

尻尾を振って僕を待ち構えていたコロを連れて夜のバスを散歩する中、


隣を歩くリューマに思わず呟いた。


「コロ、お前が王になるか?」


『ワン!』


リューマはしゃがんでコロの顔に近づく。


「リューマ・・真面目に聞いてよ。」


「王家の事なんて別に俺達が考えなくても心配ないだろ?」


「まぁ・・・それはそうだけど。」


「誰が国王になっても、

お前がいて、コロがいて、
この街で平和に暮らせればそれでいいよ。」


「・・そうだね・・!」



リューマは感情に裏表が無い。

だからたまにド直球でこうやって言ってくれるんだけど・・

思わずこっちが照れてしまう。