「そこまでにしてよ、
カズマ、ヴィックス。」


ヒートアップしかける場に、しばらく無言で静観していたリバル様が声を上げる。


「じゃあこうしよう。

意見が分かれた場合はこの国らしく平和的に解決といこうか。」


「・・・・・。」
「・・・・・・。」


リバル様が場にいる者達をゆっくりと見回す。


「僕が旅に出ることに賛同してくれる者は右手を挙げてください。」


!?


・・・・・・ヴィックスは勿論・・・

この場にいる私以外の家来達が手を挙げた。