「峯田、しんどい?」


「……」


「待ってるからな」


彼らの優しさは、どこまで甘えていいのかな。


距離感がわからなくて、私は静かに涙を零した。


不安を不安と吐露出来ぬまま、私の時間はすぎていく。


君と生きて笑い合うことが幸せだったあの頃は戻ることも無く、愛されているという実感すら、手に入れられない最近。


結婚や恋愛って、もっとキラキラしてて、幸せなものだと思ってた。


全然、違ってたね。


今はただ、苦しいよ。


恋人同士の関係なら、あなたを全部知ることさえも叶わない。