病院を出て、私はクマちゃんに支えられながら、車に乗り込んだ。

私は、涙でびしょ濡れだったハンカチが綺麗に洗ってカバンの中に入っていたのに気がついた。


「ありがとう、ハンカチ…」



「ああ、もう泣かなくていいからな。心配すんな。」



「…うん。」




「お前は俺の大切な大好きなヒモなんだからさ。」