え…?
あたしはバッと勢いよく顔を上げた。
そこには―――
出て行ってはずの隼がいた…
何で?…どうして?
あ、忘れものかな?
「わ、忘れもの?」
「…は?」
「…な、何忘れたの?」
「どこに?」
「…家」
「誰の?」
誰のって…何で、どこまで鈍感なのよっ!
「っ…あたしの!
何で急に出て行ったりするのよっ!」
「はあ?お前何言ってんの?」
「だかっ…何も言わずに出て行くなんて
ひ、卑怯じゃない!」
涙目で必死に睨む。
精一杯強がってるつもりだけど、
心はボロボロ。
「…何でゴミ捨てくらいで
いちいち許可取らなきゃいけねーんだよ」
「……へ?」
ご、ゴミ捨て??

