目を覚ませば。
辺りはもう明るくなっていた。
ふと布団に目を向ければ。
少しだけ、涙の跡がうっすら残っていた。
クローゼットの鏡で自分の顔を見たら、
目は充血していて赤く腫れていた。
涙でぐしゃぐしゃになった顔と、
軽く乱れてる服装。
あたし…こんなに泣いてたの?
『…お前と居ると気分が悪い。
今まで住ませてくれてどうも。』
ふと過った夢の隼の言葉。
あたしは慌てて部屋を飛び出した。
ほんとに出ていっちゃったの?
ドアを開けて部屋を出ても、
隼の姿はどこにもなかった。
あたしの部屋を開けても、
そこには誰も居ない。
「ねぇ!隼!どこにいるの!?ねえ!」
気づいたらそう叫んでいた。
返答はもちろんない。
あたしはまだ出るのかってくらい、
涙を流していた。

