放課後。
俺は女子軍団に囲まれて動けない状態だった。
お弁当だのなんだのうるせぇな。
適当に笑って応対してると、
眸がバッと立ち上がった。
…今日行くからな。
そう思った俺は、
「あ、藤沢さんっ?」
と、普段呼びなれない名前で
眸を止めた。
眸は一瞬怪訝そうな顔をしてたけど、
「…何ですか」
すぐに返事は返ってきた。
勿論、超不機嫌。
まぁ、そんな怒んなよな。
「後で話あるから…いい?」
あぁ!慣れねぇ!この言い方。
でも、女子軍団の中だし、ちょっと
本性は出しづらい。って事で我慢。
…で、なかなか返事の返ってこない
眸に、ちょっと、可愛い男の子っぽく
「ふ、じさわさん…?」
うわ、超驚いてんじゃん。
やっぱり?
「あー、はい。じゃ、待ってるんで」
ってか、敬語かよ。

