Deal×Love After

「いや」

海さんからは私の方に見向きもせずに素っ気ない返事。

でもへこたれたくない。


「よ、よく私が居るところが、わかりましたね」

私は笑顔を貼り付けたままで訊く。


「……母さんから電話が来たから」

だが、低い声の海さんに私の気持ちは沈んでいくばかり。


御義母様から電話が来たから仕方なく私を探しに来たのかな……。

こんな状態なら迎えになんて来て欲しくなかった。

だって、もう笑顔でなんていれなくなっちゃった……。

次にどんな言葉が海さんの口から飛び出してくるか、怖い……


くしゅん!


突然鼻がムズムズして、身震いしながら私はくしゃみを出した。

すると海さんが足を止めて振り向いた。