Deal×Love After

海さんが傘を差すと私にも傘を向けた。
外まだ小雨が降っている。


「「……」」


私達はお互い無言。

私は隣の海さんからピリピリとした空気を感じて何も言えなくて。

同じ傘に入っているはずなのに、何メートルも離れてるみたいに遠い気がする……。


これって喧嘩?

それとももうそれ以上のものになってるの?

でも私はこんな風には終わりたくない……。

海さんとずっと一緒に居たいの……

だから終わらせない。

私はよしっと心を決めて笑顔を作り、海さんへと顔を向ける。


「迎えに来てくれて、ありがとうございます」

そして勇気を出して沈黙を破る。