Deal×Love After

「そ、そうですか!もしかしたらすれ違ってもう家に帰っているかもしれませんね!帰ります!さようなら!」


私は捲し立ててそう言うと踵を返して走り出した。

それからがむしゃらに走った。


アリサには迷惑を掛けたばかりだし、洸君の家には二度と行く気はないし、実家には帰りづらい……

何処に帰ろう……。


ポツ……


その時、頬を掠めた水のようなもの。

上を見上げると、真っ暗な空から一つまた一つと水滴が落ちてくる。


雨だ。

雨宿りしよう。


ザバァーーーーー!!!