Deal×Love After

私はゆっくりと立ち上がる。

足が緊張で震えてる。

きっと手にまで伝わっている。

海さんが私が安心出来るようにだろう、今、私の指を優しく握ってくれたから。


私、愛する貴方に全てを捧げます!


海さんはまずリビングの電気を消した。

リビングにはベランダから差し込む僅かな月明かりだけ。

それを頼りに海さんは自分の部屋に向かい、部屋の扉を開けた。


「電気は要らないね」

そう訊かれたけれど私は緊張しすぎていて、何を訊かれたのか理解できていなかったが、何度もコクコクと頷く。
僅かな月明かりしかないし、海さんは私に背中を向けているのに頷いて返した。

夜なのに静寂を感じれない。
心臓が煩すぎて。