もしも明日という未来があるのなら

「あ、」

「あー!!!」

お昼を食べ終わってから約1時間後。

私たちは二人同時に声を上げた。

「お前も見つけたのか?」

お前、も?

「ってことは水村も?」

「まあ。」

「え、同時に!?すごっ。」

「喜びすぎだろ、お前。」

だって嬉しいんだもん。

四つ葉のクローバーなんてめったに出会えないし。

「野村に、あげる。」

そのきれいな手には四つ葉のクローバがあった。

「なんで私に?だって私も見つけたんだし。」

水村が見つけた幸せなんだから、水村が持っているべきなんじゃないの?

「だからあげるって。」

「いや、だって、」

「いいから。」

「う、でもさ、」

「あー、もー。」

水村が私の言葉をさえぎってしゃがみこむ。