2570 ー男子高校生とOLー



突然のことに驚いて、俺は目を見開く



その目尻には

今まで我慢してきた涙がじわじわと溢れた




誰にも助けてもらえなかった




汚いとか

貧乏とか

親がろくでなしだとか



言われる悪口は全部本当だから

仕方がないことだと思っていた



友達はいないし

親にも先生にも助けてもらえなかった



でもほんとは


みんなと遊びたいし

普通におしゃべりがしたい





「今日から私と遊ぼう」


早苗さんは言った




「遊んでくれるの?」


「うん。夜になっちゃうけど、部活から帰ってきたら、一緒に遊ぼう」


「.....うん!」




次の日から、早苗さんは俺にバスケを教えてくれた