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「あーっ、早苗ちゃんが海に入ってる!こりゃレアシチュエーション!限りなく浅瀬だけど。足に涼を求めて来たなおぬし」


はしゃぐ仁香に人差し指を指され、私は「はは......」と浅い笑みを浮かべた


もったもった、ざぶざぶと浅瀬を移動し、足だけ水の感触を楽しむ




上着の下に水着を着ているので、下半身はどれだけ濡れても大丈夫


とはいえ

「ちょっと仁香、キャッキャウフフのやつやらないで。こっちに水かけないでよ」


「えーーつまんなーい」


奴が今にも勝手に水の掛け合いっこを始めそうだったので、あらかじめ釘を刺しておいた




「てか脱げば良いじゃん上、そしたら水かけれるのに」


「いやもー足出してるだけでもきつい。女子高生と比べられたら死ぬ」


「そりゃJKと肌いっしょだったらビビるよー。でもまだ若いので仁香自信ありまーす。さっきもナンパされちゃったし」



へぇ......


さっきの男たちの顔を思い出して、「もしかしてちょっとチャラいお兄さんたち?」と首を傾げる



仁香は私の足に水をかけながら首を縦に振ると

「全員チャラかったから良く分かんない。何組か声かけられた」

とドヤった



「じゃあその何組かの中に、さっき女子高生ちゃんたちに声かけてた男たちもいるんだろうな」