チャラ男じゃないって言ってるのに!!短編



「チャラ男さん、手出してください」


「喜んで」


手を出すと。


キュッキュッキュッ。


大嫌い!!


「あ、嫌われちゃった?じゃ、帰ろうかなぁ~」


「はい。帰ってください!!」


「はっきり言うねぇ~。図書室では静かにしなきゃいけないんじゃなかったの?」


「!?」


「ノイちゃんは可愛いよ」


「それ、誰にでも言ってるんじゃないんですか?」


「うん、言ってるよ。皆それぞれ可愛いとこあるもんね」


「皆って自分で言ってるじゃないですか。……やっぱりチャラ男さんです」


「俺はね、俺のことを愛してくれる人を探してるんだよ?だからチャラ男じゃありませーん。愛を求めて三千里でーす」


「何ですかそれは」


はぁとまた深いため息。


「だから、俺のことをもっと知ってよ、ノイちゃん。知った上でこの大嫌い、受け取るから」


「……わかりました。だったら、期限切れてるカードをこの中から探して、返却用紙に名前と本の題名書いてください」


「お。初めての共同作業だね」


俺はノイちゃんの隣に座った。