「あぁ~、ノイちゃんはわかってないなぁ~」
「自分のことなのでわかっていると思うのですが?」
あ、イライラしてる。
少し眉がピクッと動いた。
「ノイちゃんはね、本を読んでるときが一番キラキラしてるんだよ」
「はて、私は普通に読んでるだけですよ?」
「違うよー。読んでるときの表情全然違うじゃん。おもしろいとこではクスッと笑ったり感動なところでは泣いてるじゃん」
「な、な、ぜ。それを知ってるのですか!?」
立ち上がると同時に大声あげて、あきらかに動揺してる。
「さぁ、何ででしょうねぇ。当ててみて?」
「……。まさか、本屋さんで見かけたのですか?」
「正解だよー」
「あれはですね、なんと言うか試し読みしてたら世界観にはまりましてね、でもその本たちはちゃんと購入しています!!」
そこ?
「それはいいんだけどね、俺はノイちゃんと一回デートしたいの!!お願い!!」
「図書室では静かにしてください」
さっきの動揺なんてなかった事にして、椅子に座った
。
「誰もいないよ?」
「それでもです」

