部屋の電気が消えて1時間



部員のみんなの寝息が聞こえてきた













ん〜〜、やっぱり眠れない












不安は無くなったけど、、もう、みんな寝てるよね?











あたしは目を開けて自分のスマホで時間を確認すると部屋の中にもう一つの光が見えた












誰か起きてるの?













その光の方に目をやるとそこには眠そうにしながらスマホをいじる大輝先輩の姿があった














「せ、先輩!?何やってるんですか!明日も早いですし寝てください!!」









!?







「...美月起きてた?」

「いや、ちょっとは寝てたと思うんですけど、目が覚めちゃって...」

「あ、そうか...」

「はい、あの!とりあえず寝てください!体調崩しちゃいますよ!」

「いや、でも...」

「あたしは本当に大丈夫ですから!!寝てくださいキャプテン!!!」










あたしは小さな声で怒鳴った













先輩には早く寝て欲しかったし、あたしのせいで迷惑をかけたくなかった











「っふ、笑」

「何笑ってるんですか?」

「いや、美月に久しぶりにキャプテンって言われたから相当怒ってんだろうなって思って」

「怒ってます。」

「はいはい笑わかったよ!寝ます」

「寝てください!」

「おう、じゃあ、また明日な!おやすみ」

「おやすみなさい!」













そう言って大輝先輩は眠りについた