森からの帰り道。
私たちは道に迷いながらも、二人で協力してその森を脱出することが出来た。
森の外にも知らない景色が広がっていたけれど、また協力しあって私たちの住む広浜町へ帰って来た。

とっくに日は暮れていて、真っ暗だったけど、ないとと一緒にいれば心細い夜道も平気だった。
ううん、楽しかった。幸せだった。

色んな事件や悲しいことがあって、荒んでいた心が癒されていく。そんな気がしたんだ。


私はまだ大丈夫。
化け物でも、永遠に死ねなくても、ないとと一緒なら戦える。どんな不安とも、悲しみとも。

ないと、あなたも同じ気持ちかな?
そうだといいな。

私はそうであることを信じて、今日は眠りにつくね。

また明日、学校で会おう。